当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日はランニングにおける効果的なダイエットの考え方について少しお話させて頂きます。
以前は、20分以上の有酸素運動が脂肪燃焼の目安である、といわれてきました。
最近では、ウォーキングなどを組み込んでランニングしても、それほど優位差はないとされています。
運動時には交感神経が優位になり、心拍数の上昇に伴ってアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンには、脂肪を分解して運動時のエネルギーとして使えるようにする働きを持っています。
脂肪分解の抑制に働くのがインスリンで、交感神経が優位になると働きも弱まります。
以上のことから、運動時にはアドレナリンの分泌は亢進し、インスリンの分泌が抑制されることで脂肪分解が促される、と考えることができます。
最近の報告などでは、連続して一定時間のランニングを行うより、間にウォーキングなどの挟んで同じ時間ランニングをした方がアドレナリンの濃度が増えている、とされています。
つまり、有酸素運動の途中で休息を挟む方が、脂肪燃焼効果の促進が期待できる、ということになります。
なので、「ダイエット」という観点からランニングを行う場合には、ずっと走り続けることが効果的である、とは一概に言いがたい面もあります。
初心者がランニングによるダイエットを試みるのであれば、ランニング一辺倒ではなく、ウォーキングや休息を取り合わせながら気軽に取り組むといいでしょう。
大切なのは、楽しく継続して行えることです。
無理なく運動習慣を身につけるためには、楽しんで行えることがポイントになってきます。