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本日は熱中症対策における水分摂取について少しお話させて頂きます。
熱中症予防の水分補給として、40~80mg/100mlのナトリウムと糖質を含んだ飲み物が適している、とされています。
1時間以上の運動を行う際には、4~8%程度の糖質を含んだものを摂取することで、エネルギー源の補給と体内の水分量が回復するとされています。
●アイソトニック飲料
体液と同程度の糖分・電解質を含む飲料です。
水分・糖分・塩分がバランス良く吸収されますが、発汗により塩分が排出されると体液の浸透圧は低くなるので、水分の吸収速度が遅くなります。
●ハイポトニック飲料
体液よりも低い濃度の糖分・電解質を含む飲料です。
ヒトの体液よりも浸透圧が低いため、水分の吸収は速いとされています。
運動時や運動後で早急に水分が必要な場合、ハイポトニック飲料の方が適している、といわれています。
なお、経口補水液は、脱水症状が見られる場合に、早急に対策をとるために開発された飲料です。
なので、脱水状態に対して水分補給を行う目的で作られているので、電解質の濃度が高いことが特徴です。
あくまでも脱水傾向にある場合に積極的に活用しましょう。
自分の運動メニューに合った水分を補給して、熱中症の予防対策を講じておきましょう。