当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日はランニングで引き起こされるケガについて少しお話させて頂きます。
①腸脛靭帯炎
ランナー膝とも呼ばれており、腸脛靭帯と大腿骨が擦れ合うことで炎症が起こり、膝関節外側に痛みを生じます。
主な原因は、走り過ぎといわれているので、急に負荷を増やさないように注意しましょう。
②シンスプリント
脛の内側に痛みが生じます。
ランナー膝と同様、走り過ぎによる過度な負荷が原因とされています。
ランニング初心者に多いことから、初心者病とも呼ばれています。
同じ場所に限局した痛みがあると疲労骨折も考えられるので、その場合は早急に医療機関を受診するようにしましょう。
③捻挫
足を挫いた際に、靭帯を損傷するケガをいいます。
足関節の内反捻挫が多く、外果(くるぶしの外側)に腫れや痛みを生じます。
④足底筋膜炎
踵から足趾にかけて張っている、足底筋膜が炎症を起こして足裏に痛みが生じます。
主な原因は着地による繰り返し負荷ですが、加齢による筋力低下も原因とされています。
アスファルトの地面では、足裏に負担がかかりやすいので、ランナーにとっては発症しやすいケガといえるでしょう。
⑤アキレス腱炎
アキレス腱やその周囲の筋膜が炎症を起こし、踵の後方に痛みを生じます。
また、加齢に伴ってアキレス腱の柔軟性も低下するため、無理をするとアキレス腱断裂を起こすこともあります。
ケガなくランニングを楽しむためにも、運動前と運動後のストレッチ、しっかり時間をかけて準備しておきましょう。