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本日は冬期に起こりやすい脱水症状について少しお話させて頂きます。
冬に起こる脱水の主な理由は、外的環境の変化です。
特に冬は低湿度な上に乾燥しがちです。
湿度が下がれば、知らないうちに水分が失われます。(屋外よりも室内の方が湿度は下がりやすいので要注意です)
冬場における湿度は50%以下になることは少なくありません。
外気が乾燥すると、知らない間にカラダから水分は失われていきます。
それは不感蒸泄が増えるからです。(不感蒸泄とは、皮膚・粘膜・呼気などから意識しないうちに失われている水分のことです)
皮膚・粘膜から失われるのが全体の80%、呼気から失われるのが残りの20%だといわれています。
なので、気候が乾燥すれば皮膚・粘膜・呼気のいずれからも失われる水分が増えるのです。
さらに、冬の室内は屋外と比べて10~20%も湿度が低下する傾向があります。(したがって室内の方が不感蒸泄が増えます)
この原因には2つあります。
①暖房器具の使用
暖房器具を使用すれば、多かれ少なかれ屋内の湿度は低下し、不感蒸泄が増えます。
②住宅の気密性の向上
気密性が上がれば、空気の出入りが少なくなり、外気の取り込み等で加湿する機会が減少します。
気密性が高い住宅で、暖房器具を使用すれば外気との温度差が広がり結露を生じます。
結露を嫌って加湿器の使用を控えれば、湿度は当然下がり始め不感蒸泄が促進されていきます。
住宅も欧米化が進み、畳やふすまなどではなく、リビング・ダイニング・フローリングが主流です。
これは住宅の気密性を高めると同時に、乾燥しやすい環境下にあるといわざるをえないでしょう。
1日に何度かは換気に努めるとともに、防寒対策をした上で外出する、あるいは水分補給を必ずするなど、カラダの水分を維持する習慣をつけましょう。
大阪市 旭区 大宮 まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!
