当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
寒い季節柄、どうしてもお風呂が恋しくなってきますよね。
本日は美肌効果の入浴法のお話を少しさせて頂きます。
HSP(ヒートショックプロテイン)…何だか聞きなれない単語ですよね。
HSPとは「熱ショックタンパク質」のことで、傷ついたタンパク質を修復し、元気な細胞の戻す役割を担います。
HSPはもともと体内に存在しますが、残念なことに加齢とともに減少していきます。
傷ついたタンパク質の修復には、より多くのHSPが必要とされます。
なので、体内に多くのHSPがあれば、自然治癒力を高め健康体を維持し続けるということです。
加圧や低酸素など少しのストレスを与えると、HSPは増加します…効果的なのはカラダを温めることです。
つまり入浴が効率良くHSPを取り入れることができるということになります。
HSP入浴法の効果として…
①美肌
コラーゲンの減少を抑えるHSP入浴法。
発汗することで代謝が上がり、老廃物も排出されて美肌・脂肪燃焼効果が期待される。
②疲れを抑制する
体温が上がると「エンドルフィン」が分泌され、乳酸の産生が遅れることにより疲労・痛みが緩和します。
③運動能力の向上
HSPが増えれば、エネルギーは持続し疲労を抑えます。
日々のパフォーマンスにつながるでしょう。
④免疫力
カラダを温めることで、リンパ球が増殖します。(このためウイルス感染の耐性が強くなります)
HSP入浴法の準備・実施方法として…
入浴前に体温を数回測定して、自身の平熱を確認。(入浴中も舌下体温計で測定できればなお効果的)
入浴前の水分補給(500ml)を必ずする。
①40~41℃のお湯で15~20分浸かる。(入浴中の温度低下を防ぐために、お風呂の蓋で首まで覆います)
この時、体温は38℃が理想的です。
②入浴後、タオルケットもしくはバスローブで10~20分保温します。(保温中の冷たい飲料摂取は我慢して下さい)
③保温後に自然に体温を戻していきます。
④週2回が効果的です!
*入浴時間は「合計時間」で大丈夫なので、途中湯船から上がっても構いませんが、体温は下げないようにして下さい。*
HSPの効果が最大限に発揮されるのは、入浴法実施2日後といわれています。
即効性があるものではないので、継続することで体質改善につながっていきます。
長く続けても、耐性ができるために思うように体温が上がらなくなったりします。
なので、効果の薄らぎを感じたら、1~2週ほど休んでみて下さい。(入浴剤等で体温を上げるなども1つの対策です)
この方法は個人差も出てくるため、やってみて合わない方は絶対に無理しないようにして下さい。
保温力を高めることは、これからの季節に抗しうる耐性をも高めることになります。
風邪などひかずに、元気に年末を乗り切りましょう!!
大阪市 旭区 大宮 まつ鍼灸接骨院でした !(^^)!
