当院のブログをお読み下さりありがとうございます。
本日は食前・食後のウォーキングの注意点について少しお話させて頂きます。
食前にウォーキングする際には、空腹状態(飢餓状態)で行わないことが大切です。
食事前のウォーキングは、血糖値が低いので脂肪燃焼は効率的です。
しかし、血液中に糖がほとんどない状態では、脂肪燃焼効率は逆に悪くなってしまいます。
なので、食前にウォーキングを行うのであれば、出発30分前くらいのタイミングで適度な糖質を補給できるものを摂っておく必要があります。
一方、食後にウォーキングを行うのであれば、食後30分~2時間くらいのタイミングが良いでしょう。
食後すぐは消化不良の原因になるので要注意です。
まして、速いペースで歩くとなると筋肉に血液が集中し、消化器への血液量が減少するので、消化活動は抑制されます。
なので、食後すぐの運動は避けておきたいところです。
食後にある程度の時間をあけるのは、このタイミングで血糖値が上昇するからです。
すると、筋肉内に血液が流れ込むことで、血液中の糖はエネルギー変換し消費されます。
なので、血糖値は効率的に下がる、ということが分かります。
ウォーキングは、食前でも食後でも健康に良いのには変わりありません。
ダイエット・健康診断の数値改善・体型維持のため…人によってその目的は様々あると思います。
もうすぐ春がやってきます。
軽い運動から始めるには、ウォーキングは有酸素運動としても適しているのではないでしょうか…。